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さきの「東京キャットガーディアン」の目的はこうなっています。
ーまず、その理念
「動物愛護の精神」
ー具体的にどんな活動を日々の事業の中心に据えるのか
「飼い主のいない猫を保護し、去勢・不妊手術を施したうえ新たな里親を探す活動」
ーそれを通じて何をめざすのか
以て「地域社会における人と猫の共生を図るための環境整備及び適正な終生飼育の普及に関する各種事業を行い、動物と共生できるまちづくりの推進及び環境の保全を図る」
と活動の向こうにある大きな目標を追いかけようとするものです。すなわち「飼い主のいない猫を保護する」のが最終目標ではなく「まちづくり」が目的であるということですね。
そこには「広く市民や行政に動物愛護の精神を植え育てることによりペットと人との循環型の共生社会の実現をめざす」という狙いがあるのでしょう。
ー解決しなければならない地域社会の問題点はいずこにあるのか
捨て猫、殺処分、のらねこによるトラブルでしょう
ーそれはどうして生まれるのか
動物を慈しむ心のまずしさ、無責任な飼い主、行政によるその場しのぎの死の強制などがあげられる
ーそれを解決するためにはどうすべきか
捨て猫をシェルターに保護し、猫と里親希望者面会の上で縁を感じた里親に大切に引き取ってもらう、避妊手術を施す、さらにはこうした活動を通じて動物愛護の精神を醸成する。
「まちづくり」を見据えた上での「里親探し」。こうなれば単なる動物保護団体にとどまらず人々の共感を得て活動は支持されることになりましょう。
したがって20の分野の活動の
〇社会教育 → 適正な終生飼育の普及
〇まちづくり→ 動物と共生できるまちづくり
〇環境保全 → 地域社会における人と猫の共生を図るための環境整備
の3つがそれぞれリンクし複合的にからみあった活動ということになるわけです。その根底には古来より「猫」や「犬」などは市民生活の一員として共存して暮らしてきた歴史があって、その共存が毀損している現状にあって、その「共存してきた暮らし」を市民と地域とでサポートしていこう、共存システムとして定着させようという「こころざし」をこのNPOに見るのです。
「グランドデザイン」というのだそうですがもっとも大切な活動の根っこの部分です。
「かわいそうな猫」は里親と出会うことによって「日本一しあわせな猫」になることもできます、そしてなにより里親の心を豊かにしてくれるはずです。「猫」を例にNPOのありかたをお話していますがそうしたグランドデザインがあれば素晴らしいことですね。
20195.28