Warning: Trying to access array offset on value of type bool in /home/hatabo/office-hatabo.site/public_html/wp/wp-content/plugins/wp-word-count/public/class-wpwc-public.php on line 123
これでも私は「してあげたことは語らず、してもらったことは忘れず」を座右の銘にしています。自分の座右の銘など「語らず」黙っておればいいのですが、NPO法人の公益を掲げ活動したことは世の中に大いに胸を張って発信し語ってもらいたいと思います。会社のコマーシャルとは違います。
自分たちの活動に共感を得て「自分たちもやってみよう」と立ち上がろうとする人がひとりでもでてくればうれしくありませんか?本業よりも広告宣伝のほうが熱心な企業とは対照的にNPOのそれはボランティアを志す人たちに共通する性向なのか控えめであることが多いような気がしています。
私の目に留まったNPOに「東京キャットガーディアン」があります。「Guardian」ですから猫の「守護者、保護者、後見人」という意味ですね。私なら「見守り隊」と訳します。
WEBSITEを拝見すると「本気(まじ)で不幸な猫と向き合っている」のがわかります。東京大塚で活動されています。ちょっと覗いてみましょう。
内閣府ポータルサイトで公表されていますのでそのまま添付してみます。
そして法人を呼び出すと
定款において記載された目的は明確、簡潔に記載されて日本国憲法の前文のように格調の高いものとなっています。
つい、私もご来賓としてあいさつをする。
「しあわせな猫がいる一方で飼い主に恵まれず、生まれながら厳しい境遇を強いられ猫としてのいのちと尊厳を不幸にも保てない現下の状況に鑑み、私たちは市民、行政とともにその保護、里親探しに立ち上がることをここに宣言する!」(拍手)
所轄庁である東京都のサイトにいってみます。
ここで、NPOの憲法である「定款」、役員、そして「事業報告書」が公開されています。29年度の活動報告はこのように記載されています。
にゃんも見たいそうです。
これまでに6500頭(匹)のいのちを責任をもって家族として迎い入れようとする新たな飼い主に託した、ということです。
猫界は「杉原千畝」賞の授与を検討し始めたという。
「受取寄付金」が42百万、「動物の救護、保護、及び猫の里親探しに関する事業収益」が32百万と財務面で事業資金がこれらの収入で支えられていることがわかります。
財産はどうでしょう。
正味財産が156百万、預金残高64百万、土地建物は自己所有、あれっ、車のほかに船もありますね。
それに対し借金は1千万弱、しかも支払利息が71円とあり金融機関からの借り入れではないことが読み取れます。よって財政基盤は良好といえます。
収益事業で稼いで本来の目的である事業に資金を振り向ける。常勤のスタッフたちには相応の給与を支給する。NPOは「構成員に利益の配当や分配をしない」のがきまりであって「もうけてはいけない」のではありません。本業を充実させるため本業に支障が出ない程度に稼ぐことも必要でしょう。
このNPOのばあい、本業とは別の収益事業ではなく「猫の里家探しによる収益」という本来の事業目的とリンクした収益事業であることが資金の有機的な循環、かんたんにいうと血がうまく流れているモデルケースといえます。
みなさんが立ち上げようとするNPOはこのように毎年事業報告書として公開されますが「内閣府ポータルサイトへの公表」は努力義務であって強制ではありません。
しかしながら事業を世の中の人たちに知ってもらうにはホームページが効果的であると思います。(業者に高いお金を払う必要はありません。この私のサイトは無料のWordPressという世界中で利用されているソフトで作成してます。)
大塚にあるシェルターハウス(里親との面会、出会いの場)を覗きにいきたいですね。
うちにも2匹のおばあ三毛猫がおり、猫(ひと)ごとではありません!
2019.5.26
*参考
NPOの活動分野、代表者、ボランティア、抱える課題、借入、収益の内訳、職員、寄付について分析がされています。